気持ちの良い仕事がしたい、一生懸命仕事に取り組みたい。常に私たちは気持ちの良い交流ができる相手を求めています。 小さな子どもたちにとって大人の言葉は時々役に立たないことがあります。そんな時に子どもたちが必要とするのは問題の解決や言い聞かせではなく、自分の気持ちに理屈なく寄り添ってくれる心を求めています。相手の気持ちを察すれる共感力を持つ人は想像力が高い方と言えます。アートにかかわる人には大切な要因と考えています。 正直で責任感のある人は、人を批判する前に相手の良いところを探し建設的な気持ちで相手に接しようとします。これは自分のことよりも常に相手を考えられる力を持っているからです。誠実さは相手ばかりか周囲の環境さえも変えていける力があると考えています。美術を通して人と人とのコミュニケーションを深めたいと考える私たちにとって誠実さはとても強い武器になると思うのです。 想像力の育成は思いやりの心を育てる力になっていくと考えています。私たちは人として備わっているやさしい心を美術を通して引き出し育てたいと考えています。 何が正しく何が間違っているのか、そして、物事の優先順位を的確に付けられる理解力を必要としています。周囲に惑わされることなく自分自身が自立した考え方を大切にしています。 私たちはここぞと思う気持ちに対しては簡単にあきらめることのない力を必要としています。そして、壁にぶつかったときに多角的に物事を考えなんとかしようという「底力」のある人材を必要としています。 子どもたちにとって美術の時間は遊びの時間です。子どものあそび心を引き出しながら、そのような時間を作ってくれるのが美術の先生と考えています。子どもにやり方を指導するばかりではなく、子どもと一緒になって美術を楽しめる人材を求めています。