KGNでは教育・美術・心理等の在り方を研鑽するための研究会を毎月1回実施しています。
また、ここでは子どもたちが少しでも美術を楽しく経験してくれるように
子どもの発達段階やスキルに応じたカリキュラムの研究も行われそれぞれの立場での美術の指導に役立てています。

専門スキルのスキルを持つスタッフの中には幼稚園や保育園で美術の講師として活躍している方々がいます。
そのような方々をサポートするための研修会を2か月に一度の割合で行っています。
この研修会では美術の在り方だけではなく、
コミュニケーション論(交流分析など)を通して子どもの絵の苦手意識をなくし
描けない子のための救出方法などを学んでいます。

年に1回KGNスタッフが全員集まっての研修会を行っています。
KGNはスタッフ全員が一つの場所に集まって仕事を行っている環境ではありませんので
親睦も含めた開催としています。
研修では参加者のためになるテーマを決めて取り組んでいます。

本来の美術は自由であり、指導者からの一方的な技術を学ぶ場ではなく、
もともと誰しもの心の中に内在している芸術の心を引き出し育て、
試行錯誤しながら自らの発見や発明の喜びを味わうことができる場でなければなりません。
(生まれながらにして美術の嫌いな子はいない)

ゆえに、私たちは活動の結果ではなくそのプロセスを大切にし、
美術を通して答えを自分で見つけられる力と豊かな想像性、そして、表現力を育んでまいります。

子どもの絵はすべてが違います。
これは絵が人間の内面から湧き出た心の表出から始まるものであり、
それが成長とともに次第に色と形が変化していくことに他ならないからです。

私たち大人がそのひとつひとつの変化を大切に見守り、理解しようとする姿勢を大切にすることで、
子どもたちは心に抑制を働かせることなく、オリジナリティー豊かな表現力を身につけて行くのです。